福士誠治という“役者”
【19borders】10th border スポットライトを浴びる/浴びない
2006年09月18日 (月) 17:04 | 19borders Season1

■@ STORY @■■■■■

水野が写真撮影中に倒れる。なんと過労と栄養失調が原因だ。
慌てた悟達が、水野の持っていたノートを手がかりに連絡をしまくるが、その中にキョウコがいた。
彼女は水野の昔の恋人だった。

いくら説得しても病院に戻ろうとしない水野。
悟は必死で頼み込むが、そこには水野の心の奥深くに潜んでいたモノがあり過ぎて…。
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今回の主役は水野(要潤)さんです。




病院の廊下。水野をのせた担架が滑る様に走っている。悟と慎太郎が付き添い、一生懸命に昏睡状態の水野に声をかけている。
…河原で悟達と一緒に芝居の為のスチール写真を撮っている時に、いきなり倒れたらしい。原因は栄養失調。

聡美と二人で水野のノートを手がかりに連絡を取ろうとしているシーン。
…友だちだとはいえ、その家族や親戚の連絡先なんて分かるわけないじゃん。でも時間が無いんだ。
そんな焦りから受話器を落としてみたり、逆に持って話す方を耳に当ててみたり…
そして最後に繋がった“キョウコ”という女性。
…現在は北海道に住む水野の昔の恋人だった。

訳ありなのか、キョウコが水野の両親の連絡先を教えてくれない。
「すっげぇ感じ悪い。」
受話器を叩きつける悟は、かな〜り怒ってます(`´メ)


バイト先に戻った悟。
バイトの途中だったということもあり、田所に叱られる覚悟はできていたが、その田所はなにやら優しい口調で電話で話している。拍子抜けの悟ッチ。
「…大丈夫だよ。パパのことは心配しなくていいから」
…パパのこと?や、やばいことを聞いちゃったんじゃないのか、俺?
そんな何とも言えない複雑な表情を、自然に演じる誠治くん。
田所「おまえ、いつまでここにいるつもりだ?」
悟「え”っ?」
…何で急にそんなことを。


水野が病院から抜け出しみんなで探すことに。悟が河原で芝居の練習をしている水野を発見し、みんなの待つランドリーへ。
みんなが病院に戻る様に説得するが、ここでも水野は逃げてしまう。
…仕方ねぇな、このオッサン。
そんなあきらめと戸惑いの表情の悟ッチ(ドアップ)


「迷惑だけど、なんかうらやましいなぁ。自分のやりたいことがハッキリと見えてて。」
悟とヒタキが河原を歩くシーン。
「いつか自分も、あんなにやりたいことが見つかるのかなぁ?」
夕焼けに黄昏れるヒタキを、思わずカメラでパシャリする悟。カメラは慎太郎に借りていたものだ。
…この時のスナップが、今後のこのドラマの意味を持つ大きなアイテムとして何度も出てくる。『河原で黄昏れるヒタキの写真』

ヒロシの部屋。
テーブルにコンビニのおにぎりを立ててニコニコ顔の悟だ。
それはさっきの河原で翌日、ヒタキの部屋にご飯を食べに来るように誘われたからだ。
「ぐふっぐふっ」
言葉にならない嬉しさってやつね、悟ッチ。

…で、僕はここで粋な演出を発見→→
片肘ついて寝ころんでいる悟の背後の壁に立てかけられてるバス停の行き先表示の部分。
そのバス停に書かれているのが「福祉会館行き」だって\(^^)√
細かいねぇ、演出(#^_^#)
…でも、どうしてこんなものが部屋にあるの?ヒロシか悟のどっちかが“バスおたく”なのか?ほんとのバス停から勝手に持って来ちゃったら、それ窃盗だけど。


北海道からキョウコが上京。
しかし、周囲が大騒ぎしているだけだと悟たちに逆ギレし、帰ろうとする。
悟が追っかけていき、「放っとけばいいのよ」の彼女の冷たい言葉に
「放っとけないです!」
と詰め寄るシーン。熱血少年悟ッチの血が、またまた沸き上がる瞬間の映像です。


水野が悟の部屋に来て、これまでの経緯(キョウコとの)を話す長い長いシーン。
悟は黙って聞くことに徹するが、こういった台詞のないシーン、目の動き、眉の動き、口元の動きだけで心情の変化を表現する芝居って、かなり難しいんじゃないのかな?
水野の涙にオーバーラップするように、少し後ろに悟が映っているのだが、いまにももらい泣きしそうな表情がカットカットに散りばめられていて、かなりニクイ演出だ。
_☆☆このシーンが、*第10話*では最も好きな箇所☆☆_


携帯が鳴る♪
ヒタキからの着信。そう、今夜はヒタキの家に食事に招かれていたのだ。
ヒタキは昨日の河原の写真をプリントしてフレームに入れてあった。
「嬉しかったから。ホントに自分のことを好きなんだなぁって。だから怒らないよ!ちょっとぐらい待たされても。」
「ありがとうございます。」
深々と頭を下げる悟。ヒタキがこしらえた少し冷えたパスタを食べようとする。
「温めるよ」
「いいよ、これくらいの温度が好きだから…」
そう言いながら、フォークでパスタをすくい上げた時、固まったパスタが全部一緒に(;゚゚)
…その驚いた瞬間の悟の表情は、おそらく天然の福士誠治なのでしょうか?

ドラマは水野の芝居が始まる瞬間で終わります。
第5話でのシーンで、水野が慎太郎にお金を借りに来るところがあったんだけど、それに続く、このドラマ全体のキーとなるようなシーンが、水野と悟との長い長いシーンなのでは?と思います。
どんなに貧乏しても、夢をあきらめないで芝居に集中する水野。病気さえも吹っ飛ばす勢いのその信念に、自分自身の進路の定まらない悟は強く胸を打たれたのでは?
そして『河原で黄昏れるヒタキの写真』と子供をあやす様に電話で話す田所。
中盤にさしかかるドラマのキーアイテムが、この回には凝縮されていたように思いました。
【19borders】9th border 人生を決める/決めない<その1>
2006年09月18日 (月) 14:50 | 19borders Season1
(*・▽・)/*・'゚☆。.:*: ついにやって来ました!
僕が福士誠治という役者にここまで惚れ込んでしまったきっかけとなるそのシーンが、
この第9話の中にあるのです!!

■This Story■

福岡から父親(渡辺哲)が上京して来ることになった。
両親は自分が東京にラーメン屋を継ぐための修行に来ていると思いこんでいるのだが、現実はラブホテルでのアルバイトの身。
一生懸命にその事実を隠して、なんとかやり過ごそうとするのだが…

小さい頃から抱いていた父親に対する感情。寂しさ。もっと構って欲しかった…。
そんな父親との再会、そしてその後の母親との電話で、悟の誤解のすべてが消し去られてゆく。
大粒の涙と一緒に…。
※今回はゲスト出演として悟の父親役で渡辺哲さんが出演されています。


目覚まし時計を握りしめたまま爆睡している悟の姿から始まります。

「(ドンドンドンドン ←玄関のドアを叩く音)茅野さん!茅野さん!! 宅配便で〜〜〜す。イルノワカッテンッスカラ…デテキテクダサイヨォォォ!!」

しゃがれたその声で起こされ、ふと目覚まし時計を見る。
アーーーハァ……ヤバイ( ̄□ ̄;)

慌ててTシャツを脱ぎながら走り、テーブルに足をぶつけ… と慌ただしく出かけ、瞬間橋を全力疾走するシーンを挟み、
すっごい顔!すっごい顔の悟のドアップです。
凄い顔…スゴスギル顔
なにがすごいって、これを文字に表現するのはかなり難しいんだけど、寝坊でラブホに遅刻してしまい、田所にみぞおち一発殴られたまま息も出来ずに固まっている悟の顔。

まさに、i-modeの絵文字のムンクの叫び、眼・鼻・口が思いっきり開いた「痛"ぁぁぁーー」

「アァッ………ハヘッ」
そのままホテルの事務室に置いてあるソファに倒れ込む悟ッチ。
「今度遅刻したら、殺すうぅぅ…。今日は死ぬまで働いてもらうどぉぉぉ!」
田所がそう言いながら、シーツがわんさか入った袋を、思い切り高い位置から悟のみぞおちあたりに強く叩きつける。
「アッ イッッヒ"/(*▽*) 」


ランドリー

「とても悟が撮ったとは思えねぇなぁ…。」

悟がこれまでに撮った写真を中央のテーブルに並べての品評会。多恵、慎太郎、祐二がいる。
そこに、大きな袋を持って、マッハ2で走って入ってきた悟ッチ。
「ドイテェ!!!」

分かりやすくそのまま洗濯機に激突。周囲の声に反応する余裕は、まったく無し。
「ごめん今パニクってるからぁ…。」
多恵「あぁ!遅刻したでしょう。どうりで今日、来るのが遅いと思った…。」

「当たり!だから今日ゴメン…。」
これ以上の慌てっぷりはない(爆)ほどの慌てっぷりで、次々に洗濯物を洗濯機に突っ込んでゆく悟。
そ、そこにヒタキの写真を持った聡美が現れた。

「うわぁ!ヒタキちゃんだぁ!可愛い〜〜。」
その声に、これまたすっごい表情で振り向く悟。


「スゲ!!これも悟が撮ったの??」
慎太郎がその写真を悟に見せた。
「ちぃーーがうよ!これはね、渋谷でプロのカメラマンさんに声かけられて、いきなりパシャーーと撮られたのです。」
聡美が説明している時に、その本人・ヒタキも現れる。
…俺が撮ったんじゃないよ、どーーーせ。ワナワナワナワナ
イジケモードで洗濯機に洗濯物を突っ込む姿は子供そのもの。自然すぎです。


Pururururu〜〜♪ 悟の携帯が鳴る

「はい!」
超不機嫌に電話に出る悟。プロが撮ったヒタキの写真を、みんなが褒めちぎっていることが、イヤな模様。

「なんだよ、かぁちゃん? …ナニヽ。(ー_ーメ)?? え”っっ!親父がぁっ!!?
悟の大きな声に、みんなが注目をする。

「ぬぁんで? だって来週だって言ったじゃん!ヘ? 今日ってもう来週だっけ?」
…「ハッ?」周囲、唖然。
先週、母親から「来週父親が東京に来る」と聞いていたのだ。
それで、今日って来週だっけ?という訳。

「お父さんがどうかしたの?」ヒタキが聞く。

「……オヤジガ……来るって。」
「はぁ?脅かすなよなぁ!」みんなにブーイングの嵐。



ヒタキと河原を歩くシーン。


「なんでそんなにふて腐れてんの?」
「ベツニ…。」
自転車を押しながら歩く悟。かなり機嫌が悪そう。その後ろを追うように歩いてくるヒタキ。

「お父さんと仲悪いの?」
「チガァーーウ」

「じゃぁ何よ!私がカメラマンに写真撮られたから?」…少しけんか腰。自己中なお嬢の典型(-_-メ)
「チッ!!!」
…舌打ちです!誠治くんの舌打ちです!


ヒタキ「なにそれ…。」

「俺、写真撮るの辞めてたんだ。ずっと前から…。」
チッ!として少し落ち着いたのか、自分の心の中をゆっくりとヒタキに話し始める悟。

父親とのこれまでの確執。それを河原でヒタキに話すシーンは、最初のポイント。

「小学校の頃、写真撮るの趣味だったんだ…。」
ヒタキは座り、悟は立ったまま石を投げながら話し始めた。

自分が子供の頃に趣味で撮った父親の写真が地元のコンテストで最優秀賞をもらった。
嫌いだったんだ…オヤジのこと。むぉのすごく! …なんかぁ…気に入らなかった。」

父親のことが嫌いだったにもかかわらず、賞を取ったその写真を見ながら「お父さんのこと大好きなんだねぇ!」って周囲に褒め立てられて、少年の悟にはとても複雑な思いをしたのだ。

「写真なんか嘘ばっかじゃねぇかぁ!って思っちゃって。」

悟の父親は、九州でラーメン屋をやっている。

「でも。俺が幼稚園の頃までは、東京で全然別の仕事してたんだ…。
なのに急に辞めちゃってぇ…田舎引っ込んで、お袋の実家のラーメン屋継いで……ナンカ…そんなオヤジ見てたらぁ……。」


「お父さんに…会いたくないの?」
「……。」
ヒタキにそう聞かれ、答えるまでのこの間の表情。いいねぇ(o^^o)


「話すことないし…。」
それだけ残して去ろうとした悟を「この写真、好きだよ私。 …プロのよりも。」
と、ヒタキが以前悟が撮った自分の写真を見せて元気づけようとするが、マッタク効果無し。



ランドリー

「オヤジ? 渋谷の公衆電話? エッヤいま、仕事中ぜ…。 来週だとばっかり、思いこんどったからさぁ。」
父親から電話が入り、すでに渋谷にいるとのこと。
父親は、悟がラーメン屋で修行しているものと思いこんでいるのだ。また悟もこれまで本当のことを話していなかった。

「だいたい今、俺、店におらんし…。仕事はしてるよぉ。ランドリーで洗濯ぅしてるんだよ…。
エ…イヤ 暖簾とか白衣とかぁ、いろいろあるとよ! 此処?家の近くのランドリーだけど…。

此処に来るとぉ?イヤ俺住所分からんしぃ……… もしもし!モッ!ヤ……。」


店ってなんのこと?
暖簾とか白衣とかなんのこと?

聞き耳を立てていた周囲のメンバーに問い質される悟。
「それはぁ…アノォ…。」
「まっ!ラブホで働いてるなんて、親には知られたくないよなぁ…。」
祐二のそのセリフに、田所を想う多恵が噛みつく。

「イヤイヤ…チガウノン……ほら…俺…ラーメン屋で修業してることになってるからさぁ…。」

「ようするに悟ッチは、実家を継ぐとばかり思っている両親を欺いて、東京に修業をすると称して逃げてきたのだ!」
「イヤ!あざむいてなんかないよぉ……(^◇^;) 
向こうが勝手に思いこんでてぇ。」
聡美のツッコミに弁解する悟。


「でもラーメン屋で働いてるって、偽ってたよなぁ。」
さらに押し寄せた祐二のナイスツッコミに、
「アアァ…ハァアア……うち、じいちゃんの代からラーメン屋だからさぁ。いつの間にか親戚中、俺が店継ぐって思いこんでて…。 ソレ…チョト話し合うきっかけがぁ…。」
それ、言い訳になってない! by.美晴」


周囲のみんなにさんざん非難を浴び、タジタジになりながらも一生懸命に自分を正当化するが…。
どのみち、今日は父親と会わなければならなさそうだ。

今日のバイトはひとまず慎太郎に変わってもらうことになる。
しかしこれが、後に大変なことに。


哲さん(父親役)登場です。

いきなりヒロシと悟のアパートの中に入っています。
卓袱台に置かれていた(今朝届いた)荷物。それは、悟が修理に出していた時計のようだ。

…嬉しそうにその包みを見つめている父親。そこに帰ってきたヒロシと遭遇する。


悟の代わりにラブホにバイトに来ていた慎太郎。
田所の態度にむかつき、出て行ったラブホの駐車場ですれ違った男とケンカになる。



再びランドリー


父親がいつ来るのか気が気じゃない悟の行動がツボ。

洗濯機の蓋を開けて「オーイオーイ」って(^_^;)

そこに田所から電話が入り……
「モシモシ…… はいっっ(/;°ロ°)/!!!」再び背筋がピーーン☆
恐怖のあまり「は、ふぁーーい」と、声にもならない返事。

「すぅーいませんでした!!! ハァハァハァハァッ…。」

慌ててホテルに戻ると、そこには怪我を負った慎太郎を介抱している多恵、そして背を向けて座っている田所が居た。
「あの…なにがあったんですか……。」

「おまえの仕事のやり方は、こうなのか?」
低く押し殺すようにそう言う田所。

許可なく勝手にバイトを慎太郎に代わった悟に対して、田所の怒りは頂点に達している。
(超激緊張顔&泣きそうな福士誠治)



美晴と聡美だけが残っていたランドリーに悟の父親がやって来た。

ここのシーン。3人の間の取り方がすばらしい☆☆☆

何も事情を知らずに田舎から息子に会いに来た父親と、事情を知りすぎている女友だちとの乾燥しきったやり取りが、実に如実に描かれている。

「ご精が出ますなぁ?学生さんですか?」
座って本を読んでいた美晴に父親が尋ねる。
「キャバクラ嬢です!」
キッパリ

「息子は…。ラーメン屋はこの近くですか?」
「ラーメン屋じゃないですよ。ラブホテルで働いてるんです。悟くん。 by.美晴」
…いつまでこのお父さんのことを騙すつもりなの、悟?! そんな心情で美晴がこう答えてしまった。



「僕はホントはこんなことをしに東京に来たんじゃありません、てか? ん?」
「……。」
ラブホの事務所で田所に絞られている悟。なにも答えられない。

「じゃ、なんだ?何しに来たんだ?言ってみろ!!!」
「………。」
「どうした? 言って見ろよ。おまえのやりたいことって、なんだ?無いのか? なんにも無いのか?
でも与えられた仕事はいい加減にしか出来ませんってかぁぁぁ(`m´#)」

「ちゃんとやります! だから……だからもう一回お願いします!」
そのまま土下座をする悟。と、そこに、父親が入ってきた。

…こんなみっともない姿を、最も見られたくはなかった人に見られてしまった。
恥ずかしさと悔しさが、悟の顔面いっぱいに表れています。

そのまま、父親と街を歩くシーンに切り替わり…



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